2020年複数政党制民主党総選挙
不正投票と違法行為の調査結果

選挙運動および選挙監視に関する所見

 元連邦選挙管理委員会は、2020年総選挙の選挙運動期間を2020年9月8日の午前6時から2020年11月6日午後12時まで許可すると2020年9月6日に公表しました。 発表によると、国民民主連盟党(NLD)は、最初に許可された2020年9月8日、選挙期間初日から活動を始めることができました。そのことからも、国民民主連盟党(NLD)は他の政党よりも前もって多くの情報を得ており、より多くの機会を持っていることがわかりました。あらゆる政党から2020年9月8日から2020年11月6日まで、自党の政治方針と政策などを国営のラジオおよびテレビ放送により発信することが告知されました。 政治団体92政党のうち、演説を行う政党が85つであり、演説することを拒否した7つの政党がありました。 [1] [2]

 演説申請をした85の政党のうち、連邦団結発展党を含む64の政党の原稿は、違反事項が含まれているという理由で改訂されました。したがって、ある政党はテレビ番組からの演説を行いたくないため、キャンセルをしました。NLD党を含む21の政党は、原稿通り演説することを許可されていたことがわかりました。

 2020年総選挙に参加する候補者は自身の選挙区での選挙運動するために新型コロナウイルス感染症予防管理法に従って許可を要求し、集会したり、演説したりする場合、行政組織/地区健康支援団体は、NLD党に対して有利になるような偏っていた判断をとったことがわかりました。それに、連合政府会議(16/2017)の許可でフェイスブックと他のソーシャルメディアを監視して検閲(センサ-シップ)するためソーシャルメディアモニタリングチームを国家大統領の特別基金から64億2千6百万チャットを利用し、政治団体のキャンペーンと行動を 検閲(センサ-シップ)して、国民民主連盟だけがキャンペーンできるようにわざとやるのは一方的で、自由で公正でないのが明らかです。

 選挙運動演説について公表されている標準操作手順(SOP)における50名以上の集会の制限を違反して、2020年9月19日、元国家顧問とウィンテイン氏は国民民主連盟党の車のステッカーキャンペーンを元国家顧問の自宅の前に立ち、支援しました。元大統領ウィンミィン氏と元国家顧問アウンサンスーチー氏は政治的立場を利用して2020年9月19日にNLD党から220台の車、32台のオートバイ、約760名が集まり、新型コロナウイルス感染症に関する法、命令や指令に違反して自動車キャンペーンを個人的に歓迎しました。さらに、元国家顧問アウンサンスーチーは2020年8月8日に新型コロナウイルス感染症に関する法、命令や指令に違反して、ザビューティリ地区、シュエジャーピン区で家から家を回って選挙運動をしました。

 選挙運動では、あるNLD党議会議員は議会議員の立場を利用して金銭を渡すことや新型コロナウイルス感染症拡大を口実に、政府の支援金にもかかわらずNLD党からの支援金として、市民を欺いて選挙運動をしたことが判明し、NLD党は、選挙運動において他の政党よりも多くのあらゆる機会を得ていたと判断します。

 元連邦選挙管理委が選挙日を発表した後、国内選挙監視員の手続きおよび国際選挙監視員の手続きが2020年7月7日に通知書より告知されました。 2015年総選挙では監視できた13の事項がありましたが、2020年総選挙では、次の事項を監視することが許可されていないことが判明しました。 [3]

 (ア) 選挙法、ルール、手順、命令、指示
 (イ) 有権者情報
 (ウ) 投票用紙の印刷
 (エ) 選挙抗議申立の審理と決定

 上記のとおり、選挙監視員として選挙法、規定と規則手順の改訂に必要なアドバイスを提供できなかったこと、各議会の投票用紙を注文して印刷するとき各議会によって注文して印刷した投票用紙の枚数, 破損投票用紙の数, 関連する各選挙管理小委員会に渡された投票用紙の数, 有権者名簿によって再注文された投票用紙の数を監視することができず、投票用紙の印刷に関する情報の公開をしなかったため、透明性が不足していたと判断されました。 [4]